集団精神療法(ペインマネジメント)のお知らせ
当院では、ペインマネジメント(痛みを自己管理する)プログラム
【慢性疼痛のこころとからだ塾 ~消えない痛みとの付き合い方~ 】を実施しております。
このプログラムは、慢性的な体の痛みにお困りで、現在の生活を少しでもよくしたいと思っている方を対象としています。慢性的な肩こりや腰痛、関節痛、以前怪我をした古傷の痛みなど、痛みがある箇所の炎症や損傷は既に治癒しているにもかかわらず、その後もずっと痛みが続いている状態(3ヶ月以上)は慢性痛とされます。人口の約20%の人がなんらかの慢性痛を抱えていると言われますが、非常に治りづらく、効果的な治療(痛みを完全になくす方法)もないというのが現状です。
痛みが消えないことを前提に、生活を少しでも良くしていくためには、何よりまず今の痛みを受け入れる必要があります。痛みを受け入れられずにいる限り、いつまで経っても生活が変わることはなく、気持ちが晴れることもありません。こうした状況に陥っているなら、まずは、痛みに関する知識を持ち、今の自分のからだに何が起こっているのか知ることから始めます。慢性痛を知り、受け入れ、その上で少しずつ体を動かしていくことで、「痛みがあっても大丈夫だ」と実感できると、自然に日常の行動や活動が活性化するため、結果的に元気な生活を取り戻すことに繋がっていきます。
このプログラムは、痛みと鎮痛に関する知識や、認知行動療法の役に立つ技法について学ぶ「心理教育・認知行動療法」のプログラム(心理プログラム)と、無理のない範囲でからだを動かし、からだの凝りや張りを緩めたりすることで、行動や生活が活性化するきっかけを作る「運動・リラクゼーション」のプログラム(身体プログラム)で構成されています。
<日程>
平成31年4月10日~6月26日 毎週水曜日・全10回
(心理プログラム 10:30~12:00/休憩 12:00~13:00/身体プログラム 13:00~14:30)
興味をお持ちの方、参加をご希望される方は、診察時にご相談ください。
プログラムの内容につきましては、院内の掲示版をご確認ください。