PROGRAM
プログラムの概要
プログラムの内容
当院のプログラムに継続的に参加することにより心と体が回復し、職場に戻る準備を進めることができます。
座学で情報や知識を得るだけでなく、グループワークを通してより実践的な能力を身につけていきます。
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心理教育
病気の原因や治療方法、回復経過などについて理解を深めることで、治療に主体的に取り組むことができます。
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SST
“Social Skills Training”の略で、アサーティブなコミュニケーション、問題解決法、タイムマネジメント、情報整理などのスキルを学びます。
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リラクセーション・マインドフルネス
呼吸法、自律訓練法、筋弛緩法などにより心身ともにリラックスできるようにします。マインドフルネスは、今ここに心と体を集中させることで、うつの再発防止に役立ちます。
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オフィスワーク
パソコンでの文書入力・表計算・資料作成、各種検定の学習などを通して、作業能力の回復を目指し、仕事の感覚を取り戻します。また、必要なスキルの習得も目指します。
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心理療法
認知行動療法を学び、抑うつ感や、不安を引き起こす思考や行動パターンに気付き、より柔軟で適応的な対応ができるようにしていきます。
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セルフケア・ストレスマネジメント
毎日の心身の状態をセルフモニタリングします。ストレスにどう対処すれば休職に至らずに仕事を継続できるかを検討・実践していきます。
一週間のプログラム例
(午前にグループワーク、午後にオフィスワークを行った場合)
スクロールできます
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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9:00~9:30 | 始まりのミーティング(活動・気分のチェック) | ||||
9:30~ 10:30 |
キャリア教育:復職のプロセスの理解と産業医面談のロールプレイを行う | 心理教育:うつ病の薬物療法の種類や効果などについて学ぶ | 心理療法:コラム法によって出来事を振り返り、自分の考え方のクセやより適応的な考え方を知る | リラクセーション:漸進的筋弛緩法、呼吸法を行い、リラックスしている状態を体験する | 休職に至る経緯の振り返りと再発防止策について参加者が発表する |
10:30~ 10:50 |
休憩 | ||||
10:50~ 11:50 |
心理教育:傷病手当金、自立支援医療、障害年金などの、社会資源について学ぶ | SST:コミュニケーションゲームを通して、情報伝達の仕方を実践的に身につける | アートセラピー:マンダラ塗り絵を通して脳の活性化を体感する | 脳トレーニング:新聞記事の要約とそれについての意見・感想を発表する | ジョブリハーサル:チームを作り、コンセンサスワークを行う |
11:50~ 12:00 |
終わりの挨拶(ポジティブな出来事) | ||||
12:00~ 13:00 |
昼食 | ||||
13:00~ 16:00 |
オフィスワーク 復職のための知識の習得、業務に必要な技能・知識の習得を各参加者が選定して行う 例えば、疾患に関する書籍の購読、MOS(Microsoft Office Specialist)を受けるための練習、業務に関する情報収集、業務関連資料の購読、TOEICの勉強など |