集団精神療法(ペインマネジメント)のお知らせ
当院では、【慢性疼痛のこころとからだ塾 ~消えない痛みとの付き合い方~ 】の
ペインマネジメント(痛みを自己管理する)プログラムを開始いたします。
このプログラムは、慢性的な体の痛みにお困り方で、現在の生活を少しでもよくしたいと思っている方を対象としています。慢性的な肩こりや腰痛、関節痛、以前怪我をした古傷の痛みなど、3ヵ月以上続いている痛みの多くは慢性疼痛といわれますが、非常に治りづらく、効果的な治療(痛みを完全になくす方法)もないというのが現状です。
痛みが消えないことを前提に、生活を少しでも良くしていくためには、何よりまず今の痛みを受け入れる必要があります。痛みを受け入れられずにいる限り、いつまで経っても生活が変わることはなく、気持ちが晴れることもありません。こうした状況に陥っているなら、まずは、痛みに関する知識を持ち、今の自分のからだに何が起こっているのか知ることから始めます。慢性痛を知り、受け入れ、その上で少しずつ体を動かしていくことで、「痛みがあっても大丈夫だ」と実感できると、自然に日常の行動や活動が活性化するため、結果的に元気な生活を取り戻すことに繋がっていきます。
このプログラムは、痛みと鎮痛に関する知識や、認知行動療法の役に立つ技法について学ぶ「心理教育・認知行動療法」のプログラム(心理プログラム:毎週木曜日 16:30~18:00)と、無理のない範囲でからだを動かし、からだの凝りや張りを緩めたりすることで、行動や生活が活性化するきっかけを作る「運動・リラクゼーション」のプログラム(身体プログラム:毎週水曜日 16:30~18:00)で構成されています。
日程は、平成31年2月20日~4月4日まで、
全16回(心理プログラム/身体プログラム 各8回)で開催いたします。
参加を希望される方は、診察時にご相談ください。
プログラムの内容につきましては、院内の掲示版をご確認ください。