グループプログラム(ペインマネジメント)のお知らせ
1月8日(水)より【慢性疼痛の認知行動療法】のグループプログラムを開始いたします。
このプログラムは、肩こりや腰痛、頭痛、関節痛、以前怪我をした古傷の痛みなど、慢性的な体の痛みにお困りで、現在の生活を少しでもよくしたいと思っている方を対象としています。痛みがある箇所の炎症や損傷は既に治癒しているにもかかわらず、その後もずっと痛みを感じる状態が3ヶ月以上続くとそれは慢性痛とされます。現代社会において人口の約20%の人がなんらかの慢性痛を抱えていると言われますが、非常に治りづらく、効果的な治療もないというのが現状です。
痛みが消えないことを前提に、少しでも生活を良くしていくためには、まず何より今の痛みを受け入れる必要があります。痛みを受け入れられずにいる限り、いつまで経っても生活が変わることはなく、気持ちが晴れることもありません。そこで、まずは痛みに関する知識を持ち、今の自分のからだに何が起こっているのか知ることから始めます。慢性痛を知り、受け入れ、その上で少しずつ体を動かしていくことで、「痛みがあっても大丈夫だ」と実感できると、自然に日常の行動や活動が活性化するため、結果的に元気な生活を取り戻すことに繋がっていきます。
各回のプログラムは、痛みと鎮痛に関する知識や、認知行動療法の役に立つ技法について学ぶ「心理教育/認知行動療法」のプログラム(心理プログラム)と、無理のない範囲でからだを動かし、からだの凝りや張りを緩めたりすることで、行動や生活が活性化するきっかけを作る「身体/運動療法」のプログラム(身体プログラム)で構成されています。
身体プログラムは、「動く瞑想」ともいわれるマインドフルネス・ヨガに取り組み、自分の呼吸や体の感覚に集中しながら体を動かしていく時間になります。この時間を通じて、過去でもなく、未来でもなく“今、ここ”の自分を大切にすること、自分の身体は自分で管理し、自分の行動は自分で選択するという感覚を再確認していきます。
<日程>
2020年1月8日~3月25日 毎週水曜日(16:00~20:00)全10回
※ 2/12、3/18は休催となります。
参加を検討される方、ご自身に必要性を感じる方は主治医にご相談ください。
プログラムの内容につきましては、院内の掲示版をご確認ください。