グループプログラム(発達障害)のお知らせ
1月28日(火)より【大人の発達障害ハビリテーション・グループ】のプログラムを開始いたします。
<プログラムの内容>
ハビリテーション(Habilitation)とは「能力を獲得すること」を意味します。発達障害の特性を持つ人にとっての障害とは、その特性(個性)の独特さによって生まれる仕事や生活上のトラブルです。そのため、適切なやり方(≒正解)をある程度理解し、身につけておくことによって、障害を克服することも可能です。
このプログラムでは、発達障害の特性を持つ人達が、元々持っている能力を十分に発揮でき、その人なりの生き方で社会生活(仕事や人間関係)を送ることができるようになるために、他の参加者とのコミュニケーションやディスカッション、プレゼンテーションといった、仕事や人間関係で求められるスキルのトレーニングを行い、それを通じて必要な知識と能力の獲得を目指していきます。
<発達障害の種類と特徴>
・ADHD(注意欠如・多動性障害)…不注意で気が散りやすく、何か思いつくと衝動的に行動してしまいます。また、やらなければならないことになかなか手をつけられない「先延ばし」の傾向も特徴ですが、その一方で、発想豊かなところが強みになる人も多く、例えば、ADHDを支援する日本のNPO法人は「えじそんくらぶ(エジソンクラブ)」という名称になっています。
・ASD(自閉スペクトラム症)…人との距離感を図るのが難しく、通常の会話やコミュニケーションを取ることが苦手です。興味や感情を共有することが少なく、うまく人間関係を築くことが困難な場合があります。また、考え方や行動にこだわりがあるため、臨機応変な対応を求められることが苦手なのも特徴です。しかし、こだわりが偉大な発明や世紀の大発見に結びつくこともあり、アイシュタインもそうであったと言われています。
<日程>
下記日程の火曜日(16:00~20:00) 全5回
2020年1月28日、2月18日、3月3日、3月17日、3月31日
参加を検討される方、ご自身に必要性を感じる方は主治医にご相談ください。
プログラムの内容につきましては、院内の掲示版をご確認ください。